失業状態に陥った時、何を一番心配するかといえば、
当然今の生活を今後維持できるかどうかですね。
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当然今の生活を今後維持できるかどうかですね。
収入源が断たれてしまうわけですから、生活基盤の一番重要な部分を失ったという事になります。
貯金があれば、その貯金を切り崩していく事になるでしょう。
しかし、貯金が潤沢にある人ならともかく、そうでない人は長続きはしません。
まして都市圏に住んでいる人は、ひと月でかなりの額の生活費が消費されます。
貯金だけで長く生活を維持できるという人は、かなり稀でしょう。
失業保険は、そういった人たちの救済の為にある制度です。
基本的には、雇用保険の被保険者が失業状態に陥った際に、
次の新たな仕事を探し、再就職して生活を安定させる為の支援となります。
もっとシンプルに説明すると、会社を辞めた時にもらえる一時手当です。
失業保険を受給するには、失業状態である必要があります。
よって、単純に会社を辞めた、というだけではもらえません。
まず、仕事に就く明確な意思があるかどうかが重要です。
それがなければ、失業保険を受給する事はできません。
そんな失業保険には、4つの種類があります。
『求職者給付』、『雇用促進給付』、『就業促進給付』、『教育訓練給付』の4つです。
ここから更に枝分かれしています。
この中で一般的に失業保険と呼ばれる給付は、求職者給付の基本手当となります。
ただ、あくまで一般的という事であって、全ての人がそれを受け取るわけではなく、
それぞれの条件や環境によって給付される失業保険の種類が決定します。